民生委員の調査

さっき民生委員と名乗るおじさんがやって来た。

「昨日ポストに入れておいた用紙の回収に来たのですが。」

ポストに入れた用紙なんて知らん！
と思って、

「用紙って何ですか？」

と聞き返したら、
昨日１回来ていて、インターフォン越しに
「ポストに入れておいてください。」
と言われたらしい。

きっとダンナだ。
アタシの知らないうちにそんな応対をしたんだな。
そしてダンナもアタシに一言もそんな話をしていないから、
おじさんが来て話をしても話がチンプンカンプン…

おじさんが
「じゃあもう１度用紙を置いて行きますので書いてください。６５歳以上の方が対象です。」
と言ったので、
「ウチ６５歳以上はいないんですけど。」
と言ったら驚くおじさん。

「え、あ、３年前はいました？」

ここで思い出した。
ウチって４年前に舅姑を追い出しちゃったのね。
でも住民票はまだここなの。
ここに住んでいる事になっているんだけど、
実際住んでいるのは別の市なの。

調査は３年に１回やっているっていうから、
たぶん前回の時は舅姑が住んでいるフリをして
書いたんだと思う。

あわてて
「あ、今は訳あっていないんですけど、また戻ってきますよ。」
と言ったら、
おじさんは
「じゃ～また来ます。調査は３年に１回なんで。」
と言って去って行った。

にしてもだよ。
おじさん、門の中にズケズケ入って来て気分悪かったぞ。
市役所にクレーム入れようかな。